復活したイエスは、まずマグダラのマリアに現れ、その後弟子達に現れたのです。
しかし、弟子の一人トマスはイエスが来られたときその場にいませんでした。
弟子たちはトマスに言いました。
弟子たち
「私たちは主を見た!」
トマス
「あの方の手にくぎの跡を見、この指を釘跡に入れ、
またこの手をそのわき腹に入れてみなければ、私は決して信じない。」
トマスはイエスが十字架上のイエスの手に打ち付けられた釘のことを、
また、息絶えられた後、一人の兵士が槍でイエスのわき腹を刺した
その傷のことを言っていたのです。
八日の後、弟子達は鍵をかけ家の中にいたとき、イエスがあらわれて言われました。
イエス
「トマス、あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。
また、あなたの手を伸ばしわたしのわき腹に入れなさい。
信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」
トマス
「私の主、私の神よ!」
イエス
「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は幸いである。」
カラヴァッジョ「信じないトマス」
イエスは以後、何度も弟子たちの間に現れられ、励まされました。
しばらくの後、イエスは天に昇られ、父なる神の右の座につかれたのでした。
この復活の出来事は、弟子たちを大いに力づけることとなり、
以後、弟子たちやパウロの命をかけた伝道によって、
キリストへの信仰は世界中に広まったのです。
注)このイースターストーリーの表紙絵に掲げた、
カラヴァッジョ「信じないトマス」はこの情景を描いたものです。


イエス様の奇跡の復活を画像で綴った「イースター物語」いかがでしたか?
もっと詳しくイエス様や聖書について知りたい方は、伝道所へおいでください。
いつでもお待ちしています!
なお、当教会の一会員は一昨年、
イエスさまが十字架に架けられたゴルゴダの丘(現在、聖墳墓教会があります)
を偶然にも、訪れる機会に恵まれました。
そのときの様子を
「午後3時、ゴルゴダの丘にて」と題して記しています。
ご一読いただければと存じます。