・・・素敵な画像で綴るイースターの物語・・・







イエスはキリスト(救世主)として、この世に送られ、神の福音を伝えられました。
出会った人たちは、その権威の偉大さと慈しみの深さに胸を打たれます。
ところが、当時の宗教指導者は自分たちの立場が危うくなることを恐れ、
群衆を挑発して、イエスを十字架にかけて殺してしまいます。

しかし、神はイエスを3日目によみがえらされるのです。
イースターはイエスさまのその復活をお祝いする日です。

イエスさまが十字架にかかられるまでの様子を聖書にしたがって辿ってみましょう
( マタイ26、マルコ14、ルカ22など)。時は紀元30年頃です。

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ユダ、イエスを売り渡す

ジオット「ユダの裏切り」


ユダヤの宗教支配階層であった祭司長や律法学者たちは、
なんとかイエスを捕らえて殺そうと考えていました。
イスラエルで最大の行事である過越祭の直前、12人の使徒の一人、
イスカリオテのユダは悪魔に惑わされ、
銀貨30枚で祭司長にイエスを引き渡す約束をしてしまいます。
ユダは金に目がくらんで師であるイエスを裏切るのです。
イエスさまは神の御心によって
自分が人の罪を負って死ぬことを以前から予告しておられました。
その時がいよいよ来たことを感じて弟子たちとの別れの準備をされます。



最後の晩餐----弟子の足を洗われる


ドゥッチォ「弟子の足を洗う」

最後の晩餐の席でこんなことがありました。

(イエスは)食事の席から立ち上がり、手ぬぐいを取って腰にまとわれた。
たらいに水をくんで弟子たちの足を洗い始め、・・・・言われた、
「わたしのしていることは、今あなたには分かるまいが、
後で、分かるようになる。・・・もしわたしがあなたを洗わないなら、
あなたはわたしと何のかかわりも ないことになる。」・・・そしてまた言われた、
「主であり、師であるわたしがあなた方の足をあらったのだから、
あなた方も互いに足を洗い合わなければならない」。

神の子でありながら、限りなく謙虚なイエスさまのこのわざによって、
弟子たちは(そして私たちも)清いものとされるのです。