・・・十字架と復活の奇跡 イースターの物語 ページ3・・・






イエス、裁判にかけられる



マセイス 「この人を見よ」

そのあと、当時の支配者であったローマ総督の裁判があります。
処刑したい祭司長達、恐怖におののいてただ状況を見守る弟子たち、
信徒の反乱や呪いの運命を恐れる総督らが
複雑な動きをしたことが聖書に書かれています。
結局、総督ピラトは祭司長や群衆に押し切られて、
イエスを十字架の刑に処すことに合意します。



ゴルゴダで十字架に架けられる


ヴィア・ドロローサ「悲しみの道」

兵士達はイエスをむち打った後、緋色の衣を着せ、茨の冠をかぶせます。
十字架を負わせ、倒れるイエスをむち打ちながら磔刑への道を歩かせます。
罪のないイエスはゴルゴタの丘で2人の罪人と共に十字架につけられました。
その十字架上で、イエスは
「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」

と、絶望の叫びをあげられます。しかし、同時に、
「父よ、彼らをお赦し下さい。自分が何をしているか知らないのです。」
と和解の祈りを捧げられ、息を引き取られます。
その時、神殿の垂れ幕が裂け、地震が起こったと記されています。



復活

マティアス・グリューネヴァルト
「キリストの復活」
何と痛々しい神の子イエスの死
であったことでしょうか。

しかし、
それが終わりでは
ありませんでした。
イエスはその3日後、
死から復活されるのです。

イエスは死にうち勝たれました。